【要注意!】カエル飼育初心者のときにやらかした7つの失敗

2020年から2021年にかけてアマガエル・ヌマガエルカエル・トノサマガエルの越冬に成功しましたが、カエルを飼い始めてすぐのころは、知識が乏しかったゆえに多くのカエルを死なせてしまいました。

この記事では今だから言える恥ずかしい失敗談をお伝えします。

カエル飼育初心者の場合、やった方が良いことを知ることより、やってはいけないことを知る方が先決なので、これからカエルを飼育する(させられる)方は参考にしてください。

この記事でわかること

カエル飼育初心者のときにやらかした失敗7つを公開

一匹数千円、数万円で購入するペットであれば、事前に飼育の勉強はすると思いますが、タダで手軽に入手できる身近なカエルの場合、安易な気持ちからダメな飼育方法を選択しがちです。

7つの失敗一覧
  1. 石と水だけのカエル飼育レイアウト
  2. 縄張りを無視したカエル飼育レイアウト
  3. カエル飼育ケースの水の入れ替えを怠っていた
  4. カエル乾燥による死亡事故
  5. カルシウムを与えていなかった
  6. 気軽にカエルを素手で触る
  7. とくに冷え込む日に寒さを和らげるためにカエルケースを室内へ移動

カエル飼育失敗①:石と水だけのカエル飼育レイアウト

石と水だけの飼育レイアウト

カエルを捕まえて間もない頃は知識もなく、すぐに逃すつもりだったので、とりあえず水と石による陸地だけを設置。

石と水だけの飼育レイアウトに至った理由として『カエル=水』のイメージが強かったため。

実際にカエルについて勉強すると分かりますが、樹上性のアマガエルや地表性のヌマガエルは陸上での生活時間のほうが圧倒的に長いです。

意外ですが、カエルのなかには泳ぎが下手な種も多く、少しの水量でも溺死する事例もあります。

半水棲カエルの代表ともいえるトノサマガエルは、自然では水がある付近で見つかりますが、普段は陸地でジッとしています。

したがって『陸地』は水のおまけでなく、土などの床材や身を潜めることができる植物などを設置したカエルが安心できる陸地を作ることが大切です。

カエル飼育失敗②:縄張りを無視したカエル飼育レイアウト

縄張りを無視したレイアウト

カエルは縄張り意識を持つ生き物です。

そのため弱いカエルは追い出されますが、カエル飼育直後のレイアウトは、陸地より水地の面積の方が広かったので、吸盤があるアマガエルは壁や天井付近へ、弱いヌマカエルやトノサマガエルは水地に追いやられていました。

カエルは肺呼吸であり水地には浮輪のような水草も入っていなかったので、翌朝にカゴの中を見ると水地に追いやられてしまった一部のカエルが溺死していました。

対策としては水地より陸地の面積を広くし、水地に追い込まれても生きていけるように水草を設置することですが、基本対策は広めの飼育ケースを購入して、弱いカエルが水地に追い込まれる状況をなくすことです。

また陸地を植物で覆うことで物陰ができるので、弱いカエルも身を隠せるようになります。

カエル飼育失敗③:カエル飼育ケースの水の入れ替えを怠っていた

皮膚から水を吸収するカエル

飼育ケースの水は流れがないことに加え、カエルが水の中でフン尿をしたりエサの残骸が混入することで細菌が繁殖しやすいです。(特に真夏)

さらにカエルは水分を口からでなく体内の皮膚から吸収するため、飼育ケースの水に浸かる機会が多いです。

もうお分かりですよね?

夏に飼育ケースの水の入れ替え管理を怠れば、細菌が一気に繁殖した水が出来上がり、その水を吸収したカエルは弱ります。

対策としては飼育ケースに水を直接入れるのでなく、入れ替えが容易な水容器を用意してこまめに水を入れ替えること。

カエル(両生類)は爬虫類と魚類の中間の生き物であることから、水を清潔に保つことはエサの供給と同じぐらい大事です。

カエル飼育失敗④:カエル乾燥による死亡事故

乾燥したアマガエル

カエルは魚類と同じエラ呼吸であるオタマジャクシから爬虫類と同じ肺呼吸に変態する両生類です。

そのため陸上で生活はするも魚類同様に水への依存度は高く、爬虫類と同じ感覚で飼育していると、翌朝カゴを見たらミイラ化したカエルを発見という事態が起きます。

やりがちなのが、飼育ケースの掃除で一時的に別カゴに入れ替えしている間や、夕方にカエルを捕獲して移動用の虫かごに入れたまま一晩置いてしまうこと。

対策としては水を設置することはもちろん、土や水苔などで湿度を保つこと、直射日光から身を隠せるように植物を設置することです。

飼育ケースの湿度を保つための1日2回の霧吹きも、カエル飼育には欠かせない作業です。

また掃除などで別カゴに入れる際は、別カゴに水だけは必ず設置して日陰に保管しましょう。

アマガエルは乾燥に強いのか上記画像のようなミイラ化状態でも、水を吹きかけたら元に戻ったケースが何度かありました。

カエル飼育失敗⑤:カルシウムを与えていなかった

カゴに入れられた昆虫(コオロギ、バッタ、イナゴ)

カエル飼育で一番大変なのはエサの確保です。

カエルは動くものしか食べないため生きたエサが必要になってきます。

そんなわけで身近で捕まる生きたエサとして昆虫(バッタやコオロギ)を与えていました。

コオロギは栄養も高くカエルも積極的に食べる良いエサなのですが、1つだけ欠点があります。

その欠点とはカルシウム不足に陥ることです。

カルシウムとリンの摂取比率の理想は1:1、ボーダーラインは2:1に対し、コオロギのカルシウムとリンの比率は2:15と圧倒的にリンの比率が高いのです。

対策としては市販のカルシウムパウダーをコオロギに振りかけてカエルに与えること。(振りかけるとコオロギは真っ白になりますがカエルは容赦なく食べます)

他にもワラジムシやダンゴムシといったカルシウムが高い虫を与えることが挙げられます。

カエル飼育失敗⑥:気軽にカエルを素手で触る

素手でカエルを抱くのは危険

カエルを手で触ったり優しくつかむことが実は死に繋がるとは、最初は全然知りませんでした。

知るきっかけは涼しい秋のことでした。

弱ってそうなカエルを別の飼育ケースに移動させようと手で捕まえたところ、突然カエルが痙攣してしまいそのまま帰らぬカエルになってしまいました。

最初は何かの病気だと思っていたのですが、実はカエルを触れた手の体温が原因であることが分かりました。

両生類のカエルは鳥や哺乳類と違い変温動物なので、体温は外の気温と連動します。

秋の夜になれば気温も20度を下回りカエルの体温も下がります。

そんな状況下で突然カエルを体温36度の手で捕まえたら、カエルがヒートショックを起こすことは想像がつきます。

とくにカエルの場合、爬虫類のようなウロコがないため、熱がモロに内臓に達してしまうので、触る場合は爬虫類より気を使うべきです。

飼育ケースの大掃除などでカエルを一時的に移動させる場合も、金魚網などを使って、手で触る時間を極力短くするか、水で手を冷やし、カエルの体温と差が大きくならないように気をつけましょう。

カエル飼育失敗⑦:とくに冷え込む日に寒さを和らげるためカエルケースを室内へ移動

雪が降る寒い日

人生初のカエル越冬飼育のお話です。

結論から言うと大型飼育ケースと小型飼育ケースで、それぞれカエルを越冬させましたが、小型飼育ケースは3月初旬にアマガエル1匹を残し全滅しました。

両者の違いは飼育ケースの大きさやカエル密度、床材などいろいろありましたが、一番の全滅原因は特に冷え込んだ日に、小型飼育ケースのみ屋外から屋内に移動をさせてしまったことです。

屋内に飼育ケースを入れたことにより、なんとカエルたちが土から顔を出して、動き回ってしまったのです。

動き回ると当然ながらカロリーを消費してしまいます。

しかし中途半端に食事を与えると、冬眠したときに捕食したエサが体内で腐る可能性があることから、エサは与えず翌朝には外に出して、カエルを再び冬眠へと導いていました。

そんな愚かな行為を繰り返していたことから2月下旬ごろ、小型飼育ケースのカエルたちはお腹を空かせたのか、まだ寒い(大型飼育ケースのカエルはまだ1匹も出てきていない)のにも関わらず、土から出てきて2月下旬から3月上旬にかけて次々に力尽きてしまいました。

また一緒に飼育していたカナヘビも2月下旬にお亡くなりになりました。

一方、雪が降る冷え込んだ日もバスタオルで包むだけで、屋内に一度も入れなかった大型飼育ケースからは、トノサマガエル5匹全員が越冬に成功しました。

とくに冷え込むと心配になる気持ちは分かりますが、カエルを信じて冬眠から目覚めてしまう場所への移動はやめましょう。

カエル飼育失敗から学んだ3つのこと

7つのカエル飼育失敗の中から学んだことは3つあります。

これからカエルを飼育される方は参考にしてカエルをムダ死にさせないようにしてください。

カエル飼育から学んだこと
  1. 飼っているカエルの特徴を知る
  2. 自然環境や飼育園の環境を参考にする
  3. サイトを鵜呑みにしない

飼っているカエルの特徴を知る

カエルと一口に言っても国内カエルだけで48種類います。

生物学的に分類すると以下の通り。

  • アマガエル科
  • ヒキガエル科
  • アカガエル科
  • アオガエル科
  • ヒメアマガエル科

生活スタイルで分類すると以下の通り。

  • 樹上性
  • 地表性
  • 半水棲
  • 水棲

例えば田んぼで見かけるトノサマガエルとツチガエルはどちらもアカガエル科ですが、生活スタイルにおいては、トノサマガエルは半水棲、ツチガエルは地表性と異なります。

また半水棲のカエルにおいても常に水際にいるカエルもいれば、トノサマガエルのように草木など陸地にも積極的に移動するカエルもいます。

このようにカエルといっても種類が多く、カエルによって飼育方法や飼育ケースのレイアウトは変わってきますので、まずはあなたが飼っているカエルの特徴を簡単に知っておきましょう。

自然環境や飼育園の環境を参考にする

カエルを捕まえたけど、飼育ケースの中をどのようにしたらよいか分からない。

ネットで検索すると様々な飼育レイアウトが紹介されていますが、本質は1つだけです。

その本質とは自然環境です。

上級の飼育者ほど、飼育レイアウト内も自然環境に近いものを造成します。

あなたが見つけて捕まえたカエルはどんな環境にいたか?

トノサマガエルであれば、足元には土があり、近くには水場があり、身を隠せる植物があったはずです。

そう考えれば飼育ケースにおいても足元に何も置かないのはダメだと感じるはずです。

ただし、限られた飼育ケース内で雄大な自然環境と同じ状況を100%創り出すのは現実的には不可能です。

そこで参考になるのが飼育園の環境です。

飼育園はプロが運営しているため、いろいろと参考になるので、飼育園に訪れた際は、カエルだけでなくレイアウトも意識して観察してみましょう。

サイトを鵜呑みにしない

いろいろなカエルサイトに目を通してみると、真逆のことが書かれており、戸惑うことがあります。

  • 水場はいる、いらない
  • ミルワームは与えたほうがよい、与えないほうがいい
  • 床材は土がよい、土は大変だから○○がよい

見分け方として、カエル一括りで説明しているサイトは、あまり参考にしないほうが良いです

例えば水場の有無についても、樹上性のカエルなら水場を不要にしても大丈夫な場合もありますが、半水棲のカエルの場合、水場がないと死亡リスクは一気に高まります。

前述したとおり、カエルは国内だけで48種類もおり、生活スタイルも異なります。

反対に○○カエルと固有名詞で説明しているカエルサイトは、参考にすべきですが鵜呑みは危険です。

我が家のカエルもそうですが、個体によってエサの好き嫌いや性格の違いはあります。

カエル飼育者として大事なことは、個体としっかり向き合うことです。

飼育レイアウトも定期的に変更したり、エサもたまには異なるものを与えたりして、飼っているカエルにとって一番の飼育環境を作ってあげましょう。

カエル飼育初心者の失敗まとめ

この記事ではカエル飼育の初心者時代にやらかした7つの失敗と、失敗から学んだ3つのことについてお伝えしました。

カエル飼育の7つの失敗
  1. 石と水だけのカエル飼育レイアウト
  2. 縄張りを無視したカエル飼育レイアウト
  3. カエル飼育ケージの水の入れ替えを怠っていた
  4. カエル乾燥による死亡事故
  5. カルシウムを与えていなかった
  6. 気軽にカエルを素手で触る
  7. とくに冷え込む日に寒さを和らげるためカエルケースを室内へ移動
カエル飼育から学んだこと
  1. 飼っているカエルの特徴を知る
  2. 自然環境や飼育園の環境を参考にする
  3. サイトを鵜呑みにしない

今回、失敗事例という恥ずかしい記事を投稿した理由はただ1つ。

自分と同じ失敗をしてお亡くなりになるカエルを少しでも減らしたい!

身近にいるカエルは丈夫でペット初心者向けなので、本記事で紹介した7つの失敗事例に注意すれば、死亡リスクは大きく減らせます。

当サイトでは自身の失敗を含む飼育体験談を元に、これからカエルを飼育する方に役立つ情報を発信していきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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この記事でわかること
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