ヌマガエルとツチガエルの違いは?見分け方と7つの違いを解説

ヌマガエルとツチガエルは見た目がそっくりなので見分けるのが難しいですよね。

我が家のヌマガエルも捕まえた当初はツチガエルと見分けがつきませでした。

しかし双方のカエルを調べていくと、意外にも異なる点が多いことが判明したので、本記事では見分け方(形態)を含む7つの違いについてお伝えします。

ヌマガエルとツチガエルの7つの違い
  1. ヌマガエルのお腹は真っ白、ツチガエルはお腹にも細かい斑紋がある
  2. ヌマガエルは眼の間にV字型の模様がある
  3. ヌマガエルのお腹の両脇にはラインがある
  4. ツチガエルは臭い液を体から出す
  5. ヌマガエルはテンポが速く高い鳴き声、ツチガエルはテンポが遅く低い鳴き声
  6. ヌマガエルは西日本に生息、ツチガエルは全域(北海道、沖縄除く)に生息
  7. ヌマガエルはカエルで越冬に対しツチガエルはオタマジャクシで越冬
この記事でわかること

ヌマガエルとツチガエルの見分け方(形態の違い)

ヌマガエルとツチガエルの形態の違いは3つあります。

  • ヌマガエルのお腹は真っ白、ツチガエルはお腹にも細かい斑紋がある
  • ヌマガエルは眼の間にV字型の模様がある
  • ヌマガエルのお腹の両脇にはラインがある

お腹の斑紋の有無が、ヌマガエルとツチガエルを見分ける一番分かりやすいポイントになります。

ヌマガエルのお腹は真っ白、ツチガエルはお腹にも細かい斑紋がある

一番簡単な見分け方がお腹を見ることです。

ヌマガエルのお腹は真っ白いのに対し、ツチガエルはお腹にも細かい斑紋があります。

ヌマガエルのお腹は真っ白

ヌマガエルはあごからお腹まで真っ白なことが離れた場所から見ても分かります。

ツチガエルのお腹

出典:カエル図鑑(7)

ツチガエルはイボイボや斑紋がお腹にもあります。

ツチガエルのほうがイボ状突起が多い特徴もありますが、ヌマガエルでもイボ状突起が目立つ個体は多いので、表面のイボ状突起での判断は中級者以上でないと難しいです。

ヌマガエルは眼の間にV字型の模様がある

これは勉強するまでまったく気づかなかったのですが、よく見るとヌマガエルは眼の間にV字型の模様があります。

ヌマガエルの眼の間にはV字の模様がある
約1匹、種族が異なるのに交尾に励むカエルがいますが、本記事の内容には一切関係ないので無視してください。

ただし個体によって模様の濃さは異なり、間近で見ないと分からない場合もあります。

ツチガエルにはV字型の模様は一切ありません。

斑紋や模様はカエルを見分ける有効な術であり、アマガエルとアオガエル、トノサマガエルとダルマガエルも斑紋や模様で見分けられます。

ヌマガエルのお腹の両脇にはラインがある

これも勉強するまでまったく気づかなかったのですが、ひっくり返してお腹を見ると、ヌマガエルのお腹の両脇にはうすいラインがあります。

ヌマガエル線がくっきり出ているヌマガエル

このラインはヌマガエル特有のもので『ヌマガエル線』と呼びます。

お腹が真っ白でさらにヌマガエル線があれば、体の表面がツチガエルのようにイボイボがあっても正体はヌマガエルです。

ヌマガエルとツチガエルの特徴の違い

ヌマガエルとツチガエルの見た目(形態)以外の特徴の違いは2つあります。

  • ツチガエルは臭い液を体から出す
  • ヌマガエルはテンポが速く高い鳴き声、ツチガエルはテンポが遅く低い鳴き声

ツチガエルは臭い液を体から出す

嫌な臭いで天敵から身を守るツチガエル

ツチガエルは天敵から身を守る術として皮膚から臭い液を出すことができます。

ただしヒキガエルのような毒性はなく、ツチガエルを食べた犬や猫が死に至った報告はありませんので安心してください。

ヌマガエルにはできない技なので、一見そっくりなカエルでも身体構造は大きく異なることが分かります。

臭い液を出せる理由として、酸性が強いアリを食べることが多いからと言われています。

ヌマガエルはテンポが速く高い鳴き声、ツチガエルはテンポが遅く低い鳴き声

鳴くヌマガエル

鳴き声については実際に聴いてみると違いが良く分かります。

こちらのサイトでヌマガエルとツチガエルの鳴き声が聴けます。

>>カエルのなきごえをきいてみよう

ヌマガエルは「キャウ、キャウ、キャウ」「ゲッ、ゲッ、ゲッ」と高い音で連続して鳴きます。

ツチガエルは「ギュー、ギュー、ギュー」と低い音でゆっくりなテンポで鳴きます。

ヌマガエルとツチガエルの生態の違い

ヌマガエルとツチガエルの生態(ライフスタイル・分布)の違いは2つあります。

  • ヌマガエルは西日本に生息、ツチガエルは全域(北海道、沖縄除く)に生息
  • ヌマガエルはカエルで越冬に対しツチガエルはオタマジャクシで越冬

ヌマガエルは西日本に生息、ツチガエルは全域(北海道、沖縄除く)に生息

日本地図

ツチガエルの自然分布は北海道や一部の諸島を除くほぼ全域に対し、ヌマガエルは西日本(静岡県まで)までとなります。

ただしヌマガエルについては1990年代に関東地方で侵入が確認され、2007年には東京で発見が確認されています。

そのため東日本の場合、まずはツチガエルであることを疑いましょう。(東日本のヌマガエルは国内外来種となります。)

ヌマガエルはカエルで越冬に対しツチガエルはオタマジャクシで越冬

土に潜るヌマガエル

ヌマガエルとツチガエルのライフスタイルの大きく異なる点が越冬です。

ヌマガエルは秋までにカエルに変態し土の中で越冬するのに対し、ツチガエルはオタマジャクシのまま越冬し、冬の間は水の中にいます。

なおツチガエルはオタマジャクシの期間が長くなることから最終的には80㎜ほどのオタマジャクシに成長します。

オタマジャクシで越冬するカエルとしては外来種で有名なウシガエルが挙げられます。

まとめ:ヌマガエルとツチガエルの違いは意外と多い

本記事ではヌマガエルとツチガエルの見分け方(形態)を含む7つの違いについてお伝えしました。

ヌマガエルとツチガエルの違い
  1. ヌマガエルのお腹は真っ白、ツチガエルはお腹にも細かい斑紋がある
  2. ヌマガエルは眼の間にV字型の模様がある
  3. ヌマガエルのお腹の両脇にはラインがある
  4. ツチガエルは臭い液を体から出す
  5. ヌマガエルはテンポが速く高い鳴き声、ツチガエルはテンポが遅く低い鳴き声
  6. ヌマガエルは西日本に生息、ツチガエルは全域(北海道、沖縄除く)に生息
  7. ヌマガエルはカエルで越冬に対しツチガエルはオタマジャクシで越冬

ヌマガエルとツチガエルはそっくりですが、見分ける術はいくつかあるので、田んぼや湿地で茶色い3~5㎝ほどのカエルを捕まえた際は、本記事の①~③の内容を参考にしてください。

当サイトでは自身の失敗を含む飼育体験談を元に、これからカエルを飼育する方に役立つ情報を発信していきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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