冬眠明けのカエルのエサにハニーワームがおすすめな5つの理由

冬眠明けのカエルのエサにハニーワームがおすすめな5つの理由
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冬眠明けのカエルにはどんなエサを与えらたよいのか。

以下5つの理由から、冬眠明けでエネルギーが不足しているカエルにはハニーワームがおすすめです。

  1. エネルギーと脂質が高い
  2. 動きが遅いので捕獲しやすい
  3. 反撃してこないので安心して給餌できる
  4. 外皮が柔らかく消化もしやすい
  5. 寒さに耐性がある

冬眠明けも冬眠前同様に、死亡リスクが高い時期なので、エサや日ごろの行動をしっかり観察する必要があります。

本記事では、冬眠明けのエサとしてハニーワームをおすすめできる5つの理由の具体的解説と、ハニーワームのエサとしての注意点についてお伝えします。

苦労して越冬した生体を衰弱死させないためにも、カエルや小型爬虫類の野外飼育者の方は参考にしてください。

この記事でわかること

ハニーワームの正体はハチノスツヅリガの幼虫

ミルワームはよく聞く単語ですが、ハニーワームは少々マイナーなワームで、ハチスノツヅリガの幼虫となります。

ミルワームの成体は『甲虫』に対して、ハニーワームの成体は『蛾』と、幼虫の見た目はそっくりでも、昆虫としては全く異なります。

ハニーワームは自然界ではミツバチの巣に侵入して、ハチミツをエサとしているため、非常に高エネルギーな生き物です。

そのため、カエルだけでなく、小型~中型の爬虫類のエサとしても利用されます。

管理面の注意点として、ハニーワームはミツバチの巣を荒らすことから、ミツバチ業者から害虫扱いされているため、絶対に逃がさないようにしましょう。

とくに成体後は蛾となるため、注意を怠ると飼育ケースを開けたときに、飛んで逃げていくことがあるので、管理には気をつける必要があります。

ハニーワームが冬眠明けのカエルのエサとして適している5つの理由

ハニーワームがおすすめな理由
  1. エネルギーと脂質が高い
  2. 動きが遅いので捕獲しやすい
  3. 反撃してこないので安心して捕食できる
  4. 外皮が柔らかく消化もしやすい
  5. 寒さに耐性がある

冬眠明けの肌寒い時期のエサとしては、コオロギより使い勝手が良いです。

順番に解説していきます。

ハニーワームはエネルギーと脂質が高い

コオロギがバランスの取れたエサと例えるなら、ハニーワームはエネルギーと脂質に特化したエサといえます。

実際に下記表を見てもらうとわかりますが、エネルギーと脂質に関してはミルワームをも上回っています。

ハニーワームの基本栄養素

とある獣医の豪州生活Ⅱより引用

冬眠明けのカエルは、数ヶ月間食事をしておらずエネルギーが枯渇しているため、手っ取り早くエネルギーを補給するためにハニーワームは最適です。

ハニーワームは爬虫類のエサとしても人気で、拒食時・産卵後・育ち盛りのベビー・尻尾等の切断時など、高いエネルギーが求められるときに活躍します。

ハニーワームは動きが遅く捕獲しやすい

冬眠明けのカエルは寝起きということで、俊敏な動きはできません。

また冬眠明けの3月・4月は、まだまだ朝晩は冷え込みますし、日中も気温が上がらないこともあります。

カエルは変温動物であることから、気温の影響はモロに受け、気温が低いと運動能力は著しく低下します。

このような状況下で動きが俊敏なコオロギを放っても、カエルが捕獲できない可能性が高いです。

ハニーワームは動きが鈍いうえ、深さのある小皿に入れておけば脱走もしないため、カエルが食べたいと思ったときに捕獲できます。

ハニーワームは反撃してこないので安心して給餌できる

コオロギや一部の虫は、噛み付くなどの反撃をしてくることがあります。

普段のカエルであれば、手を使って押さえたり、丸呑みしてそのまま終わりますが、冬眠明けの時期は運動能力が本調子でないことから、反撃されるとそのまま諦めてしまうリスクがあります。

ハニーワームは性格も大人しく反撃もしないため、エサとして放置しておいてもカエルを傷つけられる心配はありません。

ハニーワームは外皮が柔らかく消化もしやすい

冬眠明けのカエルは運動能力だけでなく、消化器官も本調子ではありません。

また、消化器官も運動能力同様に気温の影響を受けるため、冬眠明けの寒い時期は、まだまだ消化器官も本調子ではありません。

高エネルギーかつ動きが鈍いと聞くとミルワームが思い浮かびますが、ミルワームは外皮が厚いため、冬眠明けで消化器官が本調子でないと消化に一苦労します。

ハニーワームはミルワームと違い外皮が柔らかいため、消化器官への負担も和らぎます。

ハニーワームは寒さに耐性がある

カエル以上に気温に気遣うのが、カエルのエサとなるコオロギ。

コオロギは寒さに弱く、生命力が高いヨーロッパイエコオロギでも10度を下回ると死亡リスクは高まります。

一方、カエルが冬眠から目覚める時期は、日中は20度近くまで上がっても、朝晩は気温が一桁になることもあります。

このような状況でコオロギを与えても、捕食される前にコオロギが衰弱死するリスクは高いです。

カエルは生きたコオロギにしか関心を示さないので、衰弱死したコオロギは完全にロスです。

一方、ハニーワームは5度まで下回っても衰弱死はしません。

むしろ、気温が低い方がさなぎに変態せず、幼虫の期間が長くなるので、夏場でも冷たい冷蔵庫でハニーワームを保管する飼育者も多いです。

ココガエル

ワーム系は温度が高くなると『さなぎ』へステップアップするため、あえて冷たい環境にすることで、幼虫の形態を維持していくのが一般的だよ。

カエルの冬眠明けの時期は気温もまだ不安定であるため、冷え込んだ日でも生き延びることができるハニーワームのほうが、コオロギより置きエサとして優秀です。

ハニーワームをカエルに与える際の注意点3つ

ハニーワームの注意点
  1. 栄養に偏りがある
  2. ミルワームより高価
  3. 入手が困難

ハニーワームは嗜好性の高いエサであるため、主食として使ってはいけません。

またミルワームより流通頻度も少なく、価格も高めです。

順番に解説していきます。

ハニーワームは栄養に偏りがある

ハニーワームはエネルギーや脂質においてはエサ類のなかでも最上位ですが、その他の栄養価は低いです。

たとえば下記図でミネラル分を見てみると、どれも最低水準の数値を示しています。

ハニーワームのミネラル分は最低値

とある獣医の豪州生活Ⅱより引用

したがって、ハニーワームばかり与えていると、栄養バランスに偏りが出て、クル病肥満症になってしまうため、主食でなく栄養ドリンクのような緊急時を乗り切るエサと認識しましょう。

また、脂質が高いことから分解にも時間がかかってしまうため、冬眠明けで本調子でないカエルに一気に与えると嘔吐してしまうので、小刻みに与えていきましょう。

ハニーワームはミルワームより高価

ハニーワームの価格はミルワームの2倍以上と高いです。

価格が高い理由として、ハニーワームはミルワームと違い主食のエサとして扱われていないため、取り扱う業者がそもそも少ないことが挙げられます。

ただし、ハニーワームをエサとして使うのは限定的であるため、価格に関しては負担は重く感じないです。

ハニーワームは入手が困難

ミルワームやミディアムワームは、カエルや爬虫類の他に、鳥類の主食のエサとしても活用できるため、多くのペットショップやホームセンターで取り扱いされています。

一方、ハニーワームはカエルや一部の爬虫類しか対象にならないうえ、エサとしての活用も限定的なため、取り扱っていないお店も多いです。

また扱っている店でも入荷は不安定だったりします。

幸いにも、ハニーワームはネット通販でいつでも入手できるので、取り扱ってる店が近くになければ、ネット購入で済ませましょう。

ココガエル

価格も高く入手も困難ため、ストック飼育も1つの方法ですが、ハニーワームは嗜好性の高い非日常的なエサなので、コオロギのようなストック飼育は割に合わないよ。

まとめ:カエルの冬眠明けのエサはハニーワームが良い

本記事では冬眠明けのカエルにハニーワームがおすすめできる5つの理由と、注意点3つについてお伝えしました。

ハニーワームがおすすめな5つの理由
  1. エネルギーと脂質が高い
  2. 動きが遅いので捕獲しやすい
  3. 反撃してこないので安心して捕食できる
  4. 外皮が柔らかく消化もしやすい
  5. 寒さに耐性がある
ハニーワームの3つの注意点
  1. 栄養に偏りがある
  2. ミルワームより高価
  3. 入手が困難

冬眠明けのカエルを衰弱死や餓死させないためにも、レイアウトなどの環境だけでなくエサにも気を配る必要があります。

ハニーワームは高エネルギーなエサですが、与えすぎは病気に繋がるので気を付けましょう。

当サイトでは自身の失敗を含む飼育体験談を元に、これからカエルを飼育する方に役立つ情報を発信していきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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