こんなのも食べるの?トノサマガエルを1年飼育して知った意外なエサ5選

カエルのなかでも食用旺盛で近所の田んぼでも見ることができるトノサマガエル。

我が家では1年以上トノサマガエルを飼育しており、定番のエサであるコオロギ以外にも、いろいろエサを与えていますが、そのエサの中には「これは食べないだろうな」と先入観を持って与えたエサが、秒で捕食されていたりしました。

実際に我が家のトノサマガエルが捕食した意外なエサは以下の通り。

  1. 大ミミズ
  2. ヌマガエル(成体)
  3. カマキリ
  4. ショウリョウバッタ(成体)
  5. アブラゼミ

すべて捕食場面をカメラに押さえたので、画像(一部は動画)付きで紹介していきます。

この記事でわかること

トノサマガエルのエサ事情を確認

トンボを捕食しているトノサマガエル

本題に入るまえに、まずはトノサマガエルのエサ事情を再確認しましょう。

トノサマガエルは動くものをエサと認識する

トノサマガエルだけでなくカエル全般に共通すること。

カエルの視神経は動くものに敏感、静止しているものには鈍感です。

コオロギをエサとして与えているとわかりますが、コオロギのわずかな動きにも反応します。

動き回る生き物(エサ)ほど、カエルにとって目立つ存在になるわけです。

トノサマガエルは噛み砕くのでなく生きたまま丸呑み

カナヘビやトカゲなどの爬虫類はエサであるコオロギを何度も噛んで、弱らせてからゆっくり食べます。

大型爬虫類であるワニも同様の食べ方をします。

一方、トノサマガエルは嚙み砕くような行為は見せず、ひたすら吞み込もうとします。

カエルは人間と違い食道が広く、丸呑みが得意な身体構造になっていることから、口の中に入るサイズであればエサの対象となります。

トノサマガエルはエサを捕食するとき手を使う

トノサマガエルはエサを捕食するとき、たまに手を使います。

具体的には、エサを胃袋の中に強制的に詰め込もうとするときと、エサが暴れて逃げないように抑え込む場合に手を使います。

手を使うことで、一発に丸呑みできない大きさの生き物もエサの対象になります。

トノサマガエルが食べた意外なエサ5選

ここからが本題です。

トノサマガエルは力強く、口に収まりきらない大きなエサも、手を使って強引にエサを胃袋に押し込むため、予想外な生き物も捕食します。

トノサマガエルの意外なエサ①:大ミミズ

ミミズを食べるトノサマガエル

トノサマガエルのエサとして他サイトでミミズが紹介されていることはありますし、実際に我が家のトノサマガエルはミミズが大好きで、ときに同サイズのヌマガエルとミミズの奪い合いもします。

しかし、10㎝弱のフトミミズまで食いつくとは思っていませんでしたし、すぐに吐き出すと思っていました。

上記動画は画像の動画バージョンとなりますが、長いミミズを逃げないように口でしっかりくわえつつ、ときに手で押し込んでいる姿が確認できます。

大型のカエルになると、カエルの天敵ともいえるヘビも捕食するみたいですが、このトノサマガエルを見ていると、小型のヘビであるヒバカリの幼体も食べてしまいそうです。

ココガエル

実際、ヒバカリの幼体を捕まえてきたときも、ヒバカリはトノサマガエルとは別のケースで飼育していました。

トノサマガエルの意外なエサ②:ヌマガエル(成体)

葉っぱのうえにのるヌマガエル

カエルは動くものは何でも食べる!

たとえ同族であるカエルであっても例外でない!!

トノサマガエルの飼育ケースにアマガエルや幼体のヌマガエルを入れておいたら、飼育ケース内で次々失踪する事件が起きたので、トノサマガエルがカエルを食べることは知っていました。

しかし、大型ヌマガエルまで食べてしまうとは思っていませんでした。

大型ヌマガエルは体長4センチほどですが、30センチほどの壁を乗り越えるジャンプ力があり、成体アマガエルも積極的に捕食する力強いカエルです。

アマガエルを捕食するヌマガエル

アマガエルを丸呑みしようとする成体ヌマガエル

そんなヌマガエルなのでトノサマガエルと同居させていたのですが、考えが甘かったです。

ヌマガエルを口にくわえるトノサマガエル(横から視点)

ヌマガエルを口にくわえるトノサマガエル(横から視点)

ヌマガエルを口にくわえるトノサマガエル(正面から視点)

ヌマガエルを口にくわえるトノサマガエル(正面から視点)

ヌマガエルを口にくわえるトノサマガエル(上から視点)

ヌマガエルを口にくわえるトノサマガエル(上から視点)

呑まれたヌマガエルの足を引っ張るも吐き出す気ゼロのトノサマガエル

呑まれたヌマガエルの足を引っ張るも抵抗するトノサマガエル

ココガエル

捕食されたヌマガエルは、トノサマガエルと同じ飼育ケースで寒い冬を野外で越した仲だったので軽くショックでしたね。

ただし、やはりヌマガエルは力強いのか、捕食頻度は低く、我が家の飼育ケースでは1匹だけ1年近くトノサマガエルと同じ飼育ケースで生き残っています。

トノサマガエルの意外なエサ③:カマキリ

カゴの上にくっつくカマキリ

虫のなかでハンターと言われて思い浮かぶのがクモとカマキリ。

クモはクモの巣というトラップを仕掛けるのに対し、カマキリは鎌で直接獲物を狩るため、カマキリのほうが獰猛な虫だと言えます。(鎌は触ると痛いです)

またカマキリはチョウチョや小型な虫だけでなく、小型のトカゲやカエルもエサの対象であり、鋭い鎌で捕まえて抑え込むことから、それなりの力もあることがわかります。

実際、我が家で捕まえてきたカマキリは天井に張り付いた状態で成体アマガエルを捕獲し、生きたアマガエルを宙づりにして捕食していました。

カマキリに捕まるアマガエル

飼育ケースの天井からアマガエルを狩るカマキリ

そんな恐ろしいカマキリですが、トノサマガエルから見れば、ただのエサに過ぎませんでした。

飼育ケースにカマキリを入れた7秒後、トノサマガエルと目が合い、真っ向から捕食。

カエルケースにはいった

トノサマガエルの視界へ歩いていくカマキリ

カマキリを速攻で捕食したトノサマガエル

トノサマガエルの視界に入ると同時に丸呑みされてしまう不運なカマキリ(カエル飼育ケース滞在時間7秒)

トノサマガエルの瞬発力はすさまじく、カマキリが鎌をふるうまえに口の中へと呑まれてしまいました。

カマキリの鎌は強力ですが、生きたままエサを丸呑みする生体構造であるカエルの胃袋も丈夫であるため、狙われたカマキリに為す術はありません。

ココガエル

カマキリの鎌は危険なことから、トノサマガエルは本能的にカマキリは狙わないと思っていましたが、予想は見事に外れました。

トノサマガエルの意外なエサ④:ショウリョウバッタ(成体)

トノサマガエルに狙われたショウリョウバッタ

カエルのエサとしてバッタはよく紹介されています。

実際にトノサマガエルは稲の害虫イナゴを捕食することから農家から益獣扱いされています。

イナゴはバッタ亜目とは言えコオロギと外見が似た部分もあり、一口サイズなので捕食するイメージは湧きます。

しかし大型のショウリョウバッタの場合、5㎝以上と長細く、縦でも横でも口の中に入りきらないサイズのため、トノサマガエルは見向きもしないと思っていましたが予想は見事にハズレ。

床にバッタを置くと、トノサマガエルが振り向き、一気に捕食。

ショウリョウバッタを横向きで捕食することから、トノサマガエルの口の左右にはみ出していますが、くわえつつショウリョウバッタを弱らせ、最終的には口の中に消えてきました。

ココガエル

ショウリョウバッタは長細くうま味が少ないから、カエルは関心を示さないと説明してあるサイトもありましたが、我が家のカエルは全然違いましたね。

トノサマガエルの意外なエサ⑤:アブラゼミ

アブラゼミを口に入れるトノサマガエル

トノサマガエルを1年以上飼育して最も驚いたエサがセミ。

きっかけは我が家の敷地内に落ちていた生きたアブラゼミ。

飛ぶ力がなく地面で死を待つだけの状態だったので、せっかくならその命をカエルに与えようと、興味本位でアブラゼミを与えたところ…。

セミの羽音と鳴き声にトノサマガエルが反応。

すると一気にアブラゼミに食らいつき、手を使って口の中に押し込みました。

アブラゼミの体部分はトノサマガエルの口の中に完全に入ってしまうので、逃げることは不可能。

最初は口の外に出ていたアブラゼミの羽部分も徐々に口の中に吸い込まれていきました。

そしてアブラゼミ捕食で最もホラーだったのが、捕食後もカエルのお腹の中からセミの鳴き声が聞こえること。

だんだんと鳴き声が小さくなり、最後には鳴き止むわけですが、その光景は『カエルは生きたままエサを丸呑みし、体内の胃液で消化』という事実を、改めて教えられた感がありました。

アブラゼミ捕食についてはTwitterのフォロワーさんからの要望で、動画撮影も何回か行ったので、興味がある方は見てください。

ココガエル

トノサマガエルはアブラゼミだけでなく国内で最も大きいクマゼミも捕食したことを、この場を借りてお伝えします。もう動くものなら、なんでもありな状態です。

トノサマガエルが捕食した意外なエサまとめ

トノサマガエルが捕食した意外なエサまとめ

本記事では1年以上トノサマガエルを飼育して知った意外なエサ5選をお伝えしました。

  1. 大ミミズ
  2. ヌマガエル(成体)
  3. カマキリ
  4. ショウリョウバッタ(成体)
  5. アブラゼミ

カエルは動くものをエサとして認識しますが、トノサマガエルは体も大きく動きも機敏なことから、カエルのエサのイメージとはかけ離れた生き物までエサとして認識することがわかりました。

当サイトでは自身の失敗を含む飼育体験談を元に、これからカエルを飼育する方に役立つ情報や発見を発信していきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
この記事でわかること
閉じる